プリウス(30系)のスパークプラグ交換(NGKプレミアムRX)で燃費改善!


プリウスのスパークプラグを自分で交換したので、手順と注意点を解説します。




プリウスのスパークプラグの交換時期は?

プリウスに純正採用されているスパークプラグはデンソーのイリジュウムプラグです。

デンソーのHPによると交換目安は10万kmです。

スパークプラグと言えばNGKも有名ですが、NGKのHPでも車のイリジュウムプラグの交換目安は10万kmです。

ただし、プリウスの取扱説明書によると交換時期は20万kmと記載されています。

10万km?20万km?どっちがホントなの?って、思いますよね。
プリウスはハイブリッドでエンジンの稼働時間が少ないので20万km交換でも大丈夫なのでしょう。

とは言え、スパークプラグの性能は徐々に低下して行きますので、早めに交換した方が良い場合があります。

ちなみに、僕が今回スパークプラグを交換する理由は、徐々に悪くなってきた燃費の改善を期待しての交換です。
燃費改善の効果については、詳しく後述しますが、先に結果を言うと、10万km使用のスパークプラグと比べると10%の燃費改善になりました。

10万kmで交換したほうがいい!と言うのが結論です。


プリウスのスパークプラグの種類

スパークプラグメーカーはデンソーとNGKの2社がシェアを占めています。
この2社ならラインナップも性能もほぼ差が無いです。まぁ、個人の好みでこだわりがある人もいますが、そうでなければどちらでも好きな方を選んだら良いです。

プリウス(30系)の純正プラグは、デンソーのイリジウムプラグ

品番90919-01275

4本必要ですので注文するときは気を付けてね。


NGKのプリウス(30系)用のイリジウムプラグの型番はDF7H11B


上位互換のスパークプラグ NGK プレミアムRX

加速性能と燃費と交換寿命(性能維持)について性能UPした上位互換のスパークプラグもあります。
電極に新素材のルテニウム配合中心電極を採用したNGKのプレミアムRXです。


今回、僕はこのプレミアムRXに交換します。


プリウスのスパークプラグ交換

ディーラーや整備工場、カー用品店でも交換してくれますが、簡単な作業なので、工具とこのブログがあればDIYで交換できます。

用意するもの



・スパークプラグ×4本
・14mmプラグレンチ(ユニバーサルタイプ)
 (または、14mmプラグソケットとエクステンションバーとユニバーサルジョイントとラチェットレンチ)←写真はこの組合せ
・10mmソケットレンチ
・マイナスドライバー(無くても良い) 

ここで注意!

プリウス(30系)のプラグ交換には14mmのプラグレンチが必要です!一般的にはプラグレンチと言えば16mmが主流です。サイズを気にせず購入すると使えないので注意してください。14mmです!

もう一つ注意!

エンジン上のスペースが狭いプリウスにはユニバーサルタイプ(曲がるやつ)のプラグレンチでないと入りません。プラグソケットとラチェットレンチを使う場合は、エクステンションバーを挟んで延長しないと届きませんがこの場合も、間にユニバーサルジョイントを挟まないと入りませんでした。

交換手順

ボンネットを開け、エンジンはシルバーのカバーの下です。

このシルバーのカバーは突起にはめてあるだけですので、はまっている箇所を手で引っ張り上げてやれば、簡単に外れます。

外した後は、はまっていた箇所を確認して見てください。ゴムが外れていたら。

戻しておきましょう。
交換後元に戻す時に、ゴムがはまっていないと、とまりませんよ。

エンジンの上に4つ並んでいるのがイグニッションコイル
イグニッションコイルの下がプラグホールで、プラグが4つあります。

イグニッションコイルに刺さっているカプラーを外します。爪が引っ掛けてありますので指で強く押して外す必要があります。結構な握力が必要です。

僕はマイナスドライバーで爪を外しながら取り外しました。
こうやった方が楽に外せますが、カプラーの爪を折らない様に注意です。

10mmソケットレンチで、イグニッションコイルを止めているボルトを取り外し、イグニッションコイルを真上に引き抜きます。結構長いので真上に引き上げましょう。
プラグホールがぽっかり空きます。かなり深いので、絶対にボルトとか落とさない様に!

プラグレンチ(写真はプラグソケットを取り付けたラチェットレンチ)を差し込み反時計回しに回してプラグを取り外します。


取り外したスパークプラグとイグニッションコイル

8年10万km使った純正スパークプラグ
結構、焼けてます。これは交換してよかったかも。

NGKのプレミアムRXスパークプラグに交換します。
なんとなく並べてみました。


プラグレンチに交換する新しいスパークプラグをはめてからプラグホールに送り込みます。初めは手で回します。

プラグレンチの軸を手で回し、これ以上回らないところまで締めたら、最後はそこから1/4回転(90度)程締め付けます。それ以上締めるとネジがなめる可能性があるので、締め付けすぎには注意です。

ちなみに、スパークプラグのワッシャーを比べると新品のプラグの方が厚いのが分かります。
プラグを取り付けた時にこのワッシャーが潰れて気密性を保っていますので、一度取り付けたプラグは、ワッシャーが潰れています。
プラグを一度取外して再度取付ける場合は、既にワッシャーが潰れていますので、手で回して締め付けたところからの増し締めは1/8回転程にしておきましょう。

同様にプラグを4本取り付けたら、逆手順でイグニッションコイルを差し込み、ボルトで固定し、カプラーを差し込みます。

シルバーのカバーを付けて、ボンネットを閉めたら作業終了です。


NGKのプレミアムRXのインプレッション!

スパークプラグ交換後のインプレです。

NGKのHPによるとプレミアムRXは燃費、始動性、加速性、寿命などなどが向上するそうです。(詳しくはNGKのHPで確認お願いします。)

始動性

ハイブリッドカーのプリウスについては、初めはモーターで走り出すので、関係ないですね。当然プラグ交換の前後で差はわかりません。

加速性能

パワーモードで比べてみましたが、僕が鈍感なのかな?全く分かりません。

燃費

よくなりました。

下の写真の線より左側がスパークプラグ交換前、右側が交換後です。
表示期間中は、ほぼ通勤にしか使っていませんので、同じ片道20kmのコースを繰り返し走った平均値です。

スパークプラグ交換前が、20~21km/l
スパークプラグ交換後が、22~23km/l

交換後約2km/l伸びました。約10%の燃費改善です。

ただ、新車の頃は同じコースでラフなアクセルワークでも23~25km/lは出てたので、そこまでの改善を期待してました。

新車並みに燃費が伸びないのは、駆動バッテリーの性能低下でしょうね。ちょっと残念でしたが、10万km使ったスパークプラグを新品に交換すれば、燃費が改善するというのは、実証出来ました。

年間1万km以上走る僕の場合、燃費10%違えば、ガソリン代7千円の差になります。1年でプラグ交換費用の元がとれますね。


まとめ

・プリウスの純正スパークプラグの交換時期は

トヨタの取扱説明書では20万km交換ですが、そこまで使うと性能低下激しいので、10万kmで交換したほうがいい。

・スパークプラグ交換の注意点は

プリウスのスパークプラグは、14mmソケットなので注意。
作業は簡単なので、工具があればDIY(自分で)で出来ました。

・スパークプラグ交換をしたメリットは

性能低下したスパークプラグと比べて燃費が10%アップしました。



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