プロテーパーのイボイボ突起グリップは、取り付けの際も締め付け強く硬かったので、接着剤が剥がれても普通に運転する分にはグリップがずれることはありませんが、バイクを引き起こす時などに握ったグリップがグニャリと動くと気になって力が入りません。
グリップを外して接着剤を塗り直してもまた同じ事になりそうなので、ワイヤリングで固定することにしました。
ワイヤリングとは
今回の様にグリップを固定するための方法としてワイヤリングを行う事もあります。
グリップのワイヤリングはオフロードバイクバイクでは良くある
グリップのワイヤリングは、ステンレスワイヤーでグリップの両端(人によっては中央も)を縛ってグリップを固定する方法で、激しいハンドル操作でもグリップのズレを防ぎます。
通常の乗り方なら、接着剤でグリップが止めてあれば十分ですが、激しい乗り方をするレースやオフロード走行では、接着剤だけではグリップがズレてしまうことがあるのでワイヤリングを行う事があります。
ワイヤリングに必要なもの
・ステンレスワイヤー
ワイヤーの太さは0.4~0.8mmです。細いと強く縛ると切れ、太過ぎるとグリップを握った時に邪魔になります。
今回用意したのは0.55mmのステンレスワイヤーです。
ワイヤリング専用品の方が捻ったときに切れにくいですが、少量販売がないのが残念なところ。
個人使用で少量しか使わないのでホームセンターで購入しましたが、簡単に切れることは無かったです。個人的にはこれで十分。
・ワイヤーツイスター
無くても出来ますが、ワイヤーツイスターがあると綺麗に素早くツイストすることができます。専用工具でワイヤリング以外に使い道が無いので、グリップのワイヤリングにしか使う機会がないなら費用対効果が微妙です。
ちなみに、僕はワイヤーツイスターの代わりに、ロッキングプライヤー買いました。
プライヤーのグリップを離しても、挟んだ物を放さないので、いろいろなシーンで使えて便利です。
ワイヤーをツイストするときに握っていなくてもワイヤーを離さないので、普通のプライヤー(ペンチ)よりはやり易いはずです。
やり易いはずって書いたのは実際には使わなかったから。
作業をするときになって、用意するのを忘れてて、部屋に取りに行くのが面倒になったから、その辺にあった普通のプライヤーを使って作業しました。
(普通のプライヤーでも全く問題無く出来ました。)
レースのレギュレーションの様に何ヵ所もワイヤリングするようなら、ワイヤーツイスターがあった方が絶対に良いです。
ワイヤリング作業
グリップワイヤリングのポイントは、二周巻き
だから、二周巻きです。
初めは、分からずに一周巻いてツイストしました。そしたら、強く引っ張りながらツイストするとワイヤーが切れる。
切れない様に加減するとグリップの締め付けが弱い。
二周巻きなら強く引っ張りながらツイストしても切れないし、ワイヤーがグリップに食い込む程締め付けることが出来ます。
普通のプライヤーでも均等に引っ張りながら丁寧に行えば、綺麗にツイスト出来ます。
ツイストしたワイヤーを2~3mm残して切断
ワイヤリングは、グリップ両端の2ヶ所
これで、グリップがズレることはありません
クラッチ側グリップに続いてアクセル側のグリップもワイヤリングしました。
ワイヤリングしてあるグリップってなんか玄人ぽい。と自己満足です。
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