ハンドルバーをRaceFX Pro F8 テーパーバーに交換した話

WR250Rの純正ハンドルバーをテーパーバー(RFX Pro F8)に自分で交換しました。


交換作業の様子とRaceFX Pro F8 テーパーバーのインプレッションです。



RaceFX Pro F8 テーパーバー


テーパーバーでブレースが付いてるのが特徴のRaceFX Pro F8。

RaceFX Pro F8にした理由

①純正ハンドルが曲がったので、曲がらないテーパーバーが欲しい。
②ブレースが付いてる方がオフ車らしくて見た目が好き。
③良いものを安く。
の3つのポイントで探して、決めました。

ちなみに、他のハンドルバーと比較検討した記事はこちら

ハンドルバーサイズは、5種類のラインナップ


僕が購入したのは、FXHB 8003 99BK(YAMAHA YZ125用)で、サイズは幅803mm高さ92mm引き56mm。

WR250Rの純正ハンドルのサイズ幅777mm高さ91mm引き59mmに近いサイズの物を選びました。


ハンドルバー交換作業

ハンドルバー両端カット

純正ハンドルバーよりも幅広なので、両端をカットして長さを調整します。

RaceFX Pro F8は、両端にカット用のマーキングが入っていますので左右同じ長さにカット出来ます。

素材がアルミなので、簡単にカット出来るだろうと思ったら、かなり硬いです。ホームページで確認したら、材質は7075アルミニウム。超々ジュラルミンと言われる最強強度素材でした。これは期待出来ます。

さすがにこの硬さは金ノコでカットするのは無理なので、ディスクグラインダー等が必要になります。

カット前の幅803mmの両側10mmづつ切り落とし、ハンドルの幅は約783mm。
純正の幅777mmよりは5mm幅広に仕上げました。

面取りして、きれいな仕上がり。

ハンドガード取付のアンカーボルトに注意

ZETAのアルミハンドル用のアンカーボルトはそのままでは、はまりませんでした。

一般的なアルミハンドルバーの肉厚が5mmなのに対して、レースFXのテーパーバーは肉厚5.2mm、ハンドルの内径は0.4mm小さくなります。アンカーボルトによっては、入らない物もあります。ハンドル交換にあわせて、ボロボロになったZETAのハンドガードも新調しましたが、付属のアンカーボルトが入らない
( ´△`)

アンカーボルトがはまる様に内径を少し削りました。

ちなみに、この内径を少し広げる時も、材質7075アルミニウムの高硬度に苦戦。ドリルの先端につけた研磨砥石は、一瞬で砥石の方が小さく研磨されました。

タケノコ型のドリルを投入してアンカーボルトがはまる端から20mm程度の内径を広げました。


クローズエンドグリップの端をカットしてオープンエンドに


最初に用意していたプログリップのオフロードグリップを仮組してみたときに力任せにはめようとして、破ってしまいました。
Σ(>Д<)


買い直したグリップは、クローズエンド。ハンドガードを付けるためにオープンエンドにします。


カッターナイフで切りましたが、きれいな断面にするのは難しいですね。ハンドガードつければ目立たない場所なので気にしないことに。


純正ハンドルバーの取外し

ハンドル周りのレバーやスイッチ類等を取外し、グリップも取外します。

グリップはボンドで接着してありますので、グリップとハンドルの隙間にマイナスドライバーを差込み、パーツクリーナーを吹き付けながら隙間を広げボンドを剥がします。
グリップとハンドルの隙間をマイナスドライバーで一周すれば、あとは、パーツクリーナーが乾く前に素早くグリップを引き抜きます。


この白いスロットルコーンを再利用するために、グリップを引き抜きました。

ハンドルポストの上側を外して、ハンドルバーを取り外します。


ハンドルポスト(クランプ)も交換

径22.2mmの標準バーから径28.6mmのテーパーバー(ファットバー)に交換するため、ハンドルポストも28.6mm用に交換します。

用意したのは、Yamahaワイズギアから販売されているYZ系(オフロードレーサー)の純正品です。
並べて見ると思ってた以上に穴が大きい(ハンドルバーが太い)です。

ハンドルバー中央に目盛りがついているので、角度の調整目安になります。
僕は±0の目盛りをハンドルポストのセンターマークと合わせました。



スイッチボックス固定の穴あけ

アクセル側のスイッチボックスは、内側にある突起がハンドルバーの穴に差込み、ずれない様に固定されています。
新品のハンドルバーには穴が無いので穴あけが必要です。

こちらは取外した純正ハンドルバー
スイッチボックス固定用の穴が2つあけてあります。

穴あけに失敗(位置がズレていたり)するのを回避するために、スイッチボックス側の突起を削って取り付ける事も出来ますが、アクセル開閉時にスイッチボックスごとくるりと回ったら困るので、ここは、ハンドルバーに穴あけしてしっかりと固定しておきます。

僕は、穴あけのためにスロットルやスイッチ類を仮組みして、穴あけ位置を決めました。
ドリルで小さな穴を開けて、スイッチボックス合わせ見るといい位置でした。

ハンドル周りのパーツ取付け

後は外したものを逆手順で取り付けて、ハンドガードやスマホホルダー等も取り付け完成です。

ブレースに付いたバーパットが黒地に白抜き文字でカッコいい(主観的な意見)

前から見ると、バーパットの白黒は反転します。


こっちのパターンも好きです。

バーパットを180度向きを変えると配色デザインが変わるので、慣れた頃に向きを変えるとまた新鮮な気持ちになります。

忘備録にオドメーターの距離
13,706km


RaceFX Pro F8 テーパーバーのインプレ

純正ハンドルバーからテーパーバーに交換してから、約3,000km走行後のインプレションです。
(乗るのが楽しくて、記事を書くのが後回しになってる結果、結構距離を走り込んだ後のインプレとなりました。)

なお、走行フィールドは、一般道7割、未舗装林道2割、河川敷などでオフロード練習1割と言った感じです。本格的なモトクロスコースは走ったことないしジャンプなんてしたことないので、ガチオフローダーの方には参考になら無いけど優しい目で参考にして頂けたら幸いです。

取り付けはハンドガードの取付けに少し苦労したけど問題なし

ハンドガードの取付けに一手間必用でしたが、それ以外は作りもしっかりしており問題無かったです。
一般的なアルミハンドルバーよりも0.2mm厚い肉厚5.2mmのため、ハンドルの内径は0.4mm小さく、ZETAのアンカーボルトがそのままでははまらなかったのが、少し苦労しましたので、参考に。

手の痺れは大きく改善

ハンドル交換のきっかけは純正ハンドルバーが曲がったからですが、それより前から純正ハンドルの振動による手の痺れに悩んでいたのでテーパーバー交換による振動の低減が一番期待していた効果です。

交換直後は、振動が低減したのがはっきりと体感できました。
ただし、4発マルチエンジンほど滑らかなわけでは無いので、単気筒エンジンにしては、振動が少ないと付け加えておきます。

先日、一般道を4時間200kmツーリングしましたが、手が痺れなかったのには驚きです。初めてWR250Rに乗ったときは30分で手が痺れ、慣れても純正ハンドルでは1時間で痺れていたので、大きな改善です。

ただ、未舗装林道を長く走ると手が痺れるので、やっぱりハンドルにしがみつき過ぎなのが一番の原因ですね。

不満な点は、しなりが無い

大変満足していますが、強いて不満な点をあげるなら、しなりを感じることがないこと。
とても曖昧なフィーリングですが、ハンドルの硬さや剛性感は、強く感じる一方で、僕レベルの走行では、ハンドルのしなりを感じることはなく、小石にフロントを弾かれたときやフロントアップの着地衝撃の際には、適度なしなりのあるフィーリングの方がライダーに優しく感じます。
モトクロスコースでジャンプすれば適度なしなりかも知れませんが、僕レベルのライダーでは、その性能を引き出すことは、この先も無いでしょう。


まとめ

RaceFX Pro F8 テーパーバーは、高剛性のハンドルバーでおすすめ出来ます。
ZETAのハンドガードとの組合せは、取り付けに注意です。


個人的には、適度なしなりがあるというレンサルのファットバーも気になります。

正直に言うとやっぱりレンサルツインウォールバーが気になる。
強度と適度なしなりを併せ持つハンドルバーです。


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