WR250RにTECNIUMエアフィルターを使っているので評価レビューしてみる

WR250Rを購入して間もないころにエアフィルターをTECNIUM(テクニウム)に交換しました。
テクニウムエアフィルター

テクニウムにした理由は、ズバリ!安いから。

純正品よりも安い上に吸気効率も耐久性も純正品より良いらしい(メーカーホームページ調べ)。

当時は、まだ購入者の評価レビューがほとんど見つからないので、実際のところどうなの?と思いながらも人柱的に購入してみたのが、WR250Rを購入した直後です。

あれからかなり経過した(6,000km走行)ので評価レビューでもしてみようと思います。



WR250Rのエアフィルターは湿式

そこから説明かよ!って思われた方は、ここは飛ばし読みでOKです。

オフロードバイクに興味ある方なら湿式エアフィルターの記事だと分かっているでしょうが、一般的なバイクは乾式が多いので誤解の無いようにちょっと整理しときます。

湿式と乾式の違い

バイクのエアフィルターには、湿式と乾式があります。WR250Rのエアフィルターは湿式です。

[湿式]
フィルターの目が粗く吸気効率が良いのが特徴。パワーを出したいときに向いています。
フィルターの目より小さな埃は、塗布したオイルの粘着力で吸着して取り除きます。定期的に洗浄しないと目が詰まって吸気効率が下がります。
オフロードのレースでは、レース中に交換する事もありますが、公道メインの乗り方なら1年点検毎の洗浄でも良さそうです。


[乾式]
小さな埃も通さない細かい目の紙で出来ています。異物除去能力が高い代りに吸気効率は湿式より低いですが、ノーメンテでも極端に吸気効率が下がることが無いので、長期使用が可能です。(一度も交換してないバイクも珍しくない)
清掃して使う場合もありますが、基本的には汚れたら交換です。


一般的なバイクはメンテナンスの手間がない乾式フィルターが多いですが、オフロードバイクは湿式フィルターが多いです。

土の上を走るオフロードバイクは、砂埃を吸い込むことが多いため、エアフィルターの清掃頻度が高い。そのため、繰り返し洗浄して使える湿式の方を採用する場合が多いわけですね。


エアフィルターの選択基準

エアフィルターは吸気効率の良さで選ぶ

空気だけを吸い込み塵を取り除くのが、エアフィルターの役割ですが、空気を多く取り込める方が、エンジンのパワーを引き出すことが出来るため吸気効率は超重要です。
一般的にはエアフィルターを社外品に交換するのは吸気効率のアップを期待して行う場合が多いです。

WR250R/Xに至っては、排気系(マフラー)を弄るより吸気系を解放する方が効果高いのは先輩WR乗り達により実証済みで良く知られています。

ハイパワーを求めるバイクには吸気効率の良さが重要な選択基準です。

湿式エアフィルターは耐久性が重要

繰返し洗浄して使うことから、耐久性も重要です。

オイルにやられてボロボロになる素材は論外ですが、繰返し洗浄して使うため復元力がなく形が崩れてしまうのも困ります。

洗浄の方法は、専用のクリーナーを使う場合や中性洗剤(台所用洗剤)を使う場合、灯油で洗う場合などがありますが、何れもしっかりと揉み洗いをしないと埃が混じった古いオイルは落ちません。

洗浄でボロボロになったり型崩れしないしっかりとした作りというのも選択基準です。

ちなみに、僕はワコーズのフィルターオイルを塗布しています。
ワコーズのオイルとテクニウムエアフィルター


湿式エアフィルターは予備を持っておこう

湿式フィルターの洗浄は、洗浄、乾燥、オイル塗布後の馴染み時間で2日以上掛かります。

2日位乗れなくても困らないかも知れませんが、予備のフィルターがあれば、外して付け替えるだけで5分と掛かりません。

整備作業が一度で終わるので予備のエアフィルターを用意しておいた方が効率的です。


TECNIUM エアフィルターを6,000km使った評価レビュー

TECNIUM エアフィルターのサイズ感

社外エアフィルターでたまに目にするコメントが、純正よりも小さくてきついとか、大きくて収まりが悪いとかの純正サイズとの違いによる不具合ですが、WR250R用のTECNIUM エアフィルターは、純正とほぼ同じサイズです。
純正エアフィルターとテクニウムエアフィルター
写真の右側がテクニウム、中央が純正、左の金網に被せて取り付けます。


取り付けはジャストサイズでした。
WR250Rにテクニウムエアフィルター取り付け


ちなみに、パッケージには、TTR250と記載されているので、初めは大丈夫か?って心配になります。
品番はTTR250

WR250Rのお姉さんTTR250とエアフィルターは共通で使えるようです。

TECNIUM エアフィルターの吸気効率

正直、ノーマルとの差は分かりませんでした。

抜けの良いマフラーに交換した場合は、それに合わせて吸気量も増えないとパフォーマンスが出ませんが、僕のWR250Rはノーマルマフラーのためそもそも吸気量はノーマルのエアフィルターで足りているようです。

ノーマルマフラーの場合、TECNIUM エアフィルターに交換したからと言ってエンジンのレスポンスが良くなるとか、パワーが出ているといいた感じはありませんでした。

Co値(燃調)も変更してみましたが、ノーマルでもTECNIUM エアフィルターでも一番しっくりくる設定が+2で同じでした。

洗浄の時に揉み揉みした感じも純正よりもしっかりとしたコシがありスカスカのフィルターと言うわけではないので、おそらく純正とあまり変わらない吸気効率だろうなというのが感想です。

メーカーによると2層構造にし、吸気効率を良くしたエアフィルターとのことです。

ちなみに、WR250Rの場合エアフィルターをはめるベースは、下の写真の金網です。
純正エアフィルターとテクニウムエアフィルター

この金網が空気抵抗が大きいため、吸気効率上げるためには、金網を取り払うなどの手を加えないと、抜けの良いエアフィルターに交換してもあまり効果無いようです。

この金網型のベースは、インテーク内のバックファイアでエアフィルターが焼けるのを防ぐために目の細かい金網になっていますので、取り外す場合は、燃えない素材のエアフィルターにする必要があります。

TECNIUM エアフィルターは、金網取り外してはダメですのでご参考に。

TECNIUM エアフィルターの耐久性

TECNIUM(テクニウム)のエアフィルターは、情報が少ないので耐久性が気になるところです。

途中2回洗浄し、約6,000km使用したところですが、型崩れもなく耐久性についてはかなり期待出来ます。
3000キロメートル使用後のエアフィルター
ちなみに上の写真は公道7割、オフ3割で3,000km走った後のエアフィルターですが、このくらい汚れます。

最初に手に取った時に感じたのが、明らかに純正フィルターよりもコシがありしっかりとした作りだということ。

また、接合部もしっかりしており、簡単に破れることは無いです。

耐久性については、メーカーの言うとおり純正品よりも向上していると思います。


まとめ

TECNIUM(テクニウム)のエアフィルター交換から6,000km使用、途中2回洗浄しましたが、洗浄による型崩れもなく、取付けもジャストフィットサイズです。

これで純正品よりも安い!他の社外品と比べても半値です。これは、純正の代用品に買いですね。

ただ、吸気効率アップの目的でエアフィルターを交換するなら、燃えない素材のエアフィルターにして金網撤去した方が良さそうですよ。



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