オフロードバイクに乗れないときの練習にBMX(自転車)を買った話

オフロードバイク脱初心者を目指して練習中のイナカクジラです。

オートバイの練習というと、サーキットなどで速く走る練習を想像するかも知れませんが、僕のオフロードバイクの練習は、低速でバイクを正確に操ること。

何秒足を着かずに停止出来るかのスタンディングスティルを始めとする極低速トライアルテクニックの練習です。
まだ、まったく出来ませんけどね。

育児中のバイカーには分かると思うのですが、バイクに乗る時間なんてそんなに無いんですよ。

子供≫バイク の公式です。

子供の自転車の練習に付き合いながら思い付いたのが、「トライアルテクニックの練習なら自転車でも出来るんじゃないか。」という発想。子供と一緒に練習出来る最良の方法です。

前置きが長くなりましたが、オフロードバイク(トライアルテクニック)の練習に適した自転車について調べて、実際に購入したので、紹介したいと言うのがこの記事の内容です。




トライアルテクニックが出来る自転車

トライアル自転車

トライアル競技専用の自転車が有ります。日本ではマイナーな競技ですが、そのテクニックはすごいの一言です。

あまりにもマイナーすぎて普通の自転車屋では取り扱っていないです。取り扱っているお店を見つけたとしても価格が高いのがネックです。

トライアル自転車の特徴として、サドルが有りません。ギヤ比がショートで、スピードは出ません。
そのため、ちょっとそこまでの外出に乗って行くなんて実用性はまったく有りません。

トライアルテクニックの練習には、最適な自転車ですが、子供が自転車に乗れるようになったら、トライアル自転車では鬼漕ぎしても追い付けないのがネックです。走るための自転車ではないですからね。

マウンテンバイク(MTB)

トライアルの練習も出来て実用性もある自転車と言えば、MTBがおすすめです。前後にサスペンションが付いたモデルなら、オフロードバイクと構造も近く、サスの反動を使ったトリックの練習にもなります。

予算が合えばMTBで決まりなのですが、5万円~のモデルはシティー用途、前後サスの本格的なMTBとなると最低10万円~です。

もっと低価格な物も有りますが、低価格な物はルック車と言われる自転車で、フレームを始めとする各部品強度が低い、そして重たい。

通勤通学用途ならルック車で十分ですが、飛んだり跳ねたりすると壊れるため、オフロードバイクの代わりに使うなら本格的なMTBが良いでしょう。

オフロードバイクに乗れないときのオフ車テクニックの練習用には、MTBが構造もサイズも近く最適だと思います。ネックになるのは、本格的な前後サスのMTBとなると予算が足りるかどうか。

BMX(ビーエムエックス)

自転車でトリックをするならBMXが有ります。
BMXは、バイシクルモトクロスの略で、本来は、モトクロスコースで速さを競う自転車です。
2008年北京オリンピックから正式競技に採用され知名度も上がっていますが、日本においては、スピード競技のBMXよりも、華麗なトリックを行うフラットランドという種類のBMXの方が認知度が高いです。

広場で小型の自転車で、跳んだりクルクル回ったりしてトリックを決めている光景を見たことありませんか?あれがフラットランドです。

フラットランドは、トリックを行うのに特化しているためスピードは出ず走行には適さないのに対して、走行しながらトリックをするBMXをストリートといいます。映画E.Tの自転車が空中に浮いて走るシーン、あれもBMXです。

整理するとBMXの種類は大きく3種類
・レース:MXコースを走る
・フラットランド:その場でトリックをする
・ストリート:走行しながらトリックが出来る

価格は、ストリートなら3万円~、フラットランドなら5万円~、レース用はもっと高いです。
ネット通販などで1万円~販売されているBMXは、ルック車と呼ばれるシティーサイクルで、トリックをするのには少々強度が足りません。

BMXストリートならちょっとした町乗りにも使えて、トリックの練習も出来そうです。
サイズ感やトリックの種類がオフロードバイクとは離れているので、テクニックを何処まで還元出来るか分かりませんが。


BMXストリートを購入

当初の目的のオフロードバイクの練習用に自転車を買うなら、前後にサスペンションがついた MTBが良いと思いますが、トリックが手軽に出来るのはBMXなどの小型の自転車の方です。何より予算が。

そんな理由から、購入したのは、BMXストリートの『JYU』という自転車です。

JYUはどんな自転車か

37年に亘りBMXの輸入卸売を続けるモトクロスインターナショナルが、エントリーユーザーのためのオリジナル・ブランド"JYU BMX"の発売を開始いたします。BMXフリースタイルのエントリーモデルとして使用できる最低限の強度を持ち、しかもアーバンライドにぴったりのスタイリッシュなルックスに仕上げました。ハイエンドBMXほどのズバ抜けた強度はなく、高級感のあるパーツはあえて搭載していません。しかし、ジオメトリーは、最新の競技モデルと比較しても遜色ありません。すべては、BMXが気になる若い世代にとって最大のネックとなる“価格”というハードルを下げるためです。

つまりは、オフロードバイクに例えるならDT50!(勝手な解釈)
DT50は入門用でありながら多くのオフローダーを育てた名車です。

JYU BMXの取扱店舗は近県にはないためネット通販で注文しました。
前輪とハンドル、サドル、ペダルは自分で組み立てる必要が有りますが、差込み口にはグリスが予め塗って有るなど販売店の細かい配慮が感じられました。

完成車のBMX

BMXには本来は付いていないサイドスタンドも付けちゃいました。
スタンドが無いと立て掛ける場所に困りますからね。

夜にちょっとそこまで出掛けるときのために脱着可能なライトも準備。

トリックの邪魔にならないようにサドルは低く下げるのがBMXですが、座って漕ぎやすい様にサドルもあげちゃいました。
反射板も防犯登録もばっちり。

もはや、シティーサイクルです。


BMXは面白かった

初心者でも簡単にフロントアップが出来ました。初めはフロントアップとは言えないほど低いですが、練習すればしたぶんだけ高く上がるようになり楽しいです。

リアアップはコツをつかむまで、少し時間がかかりましたが、一度タイミングがわかれば数センチ上がるようになるのに1日で到達。
出来ないことが出来ないようになることがおもしろい。初めてのBMXはおもしろい乗り物です。


フロントアップとリアアップを連続で行うとバニーホップ(うさぎが飛び跳ねる様にジャンプ)になります。


BMX1日目の初心者ですが、夢のバニーホップもと、思ったら。



転倒し、骨折しました。

BMX1日目で足の親指の骨を骨折。
いい歳して無茶するからと妻も呆れてますが、無茶するほどBMXは楽しい自転車でした。

足の親指に負担がかからないスタンディングスティルなら、この足でも出来るかな。


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