ヘッドライトバルブをLEDに交換して失敗!失敗しないための選び方を伝えたい!

僕のバイクWR250Rのヘッドライトは12V-60W/55W(Hi/Lo)のハロゲンランプです。

夜の田舎道を走るにはちょっと頼りない明るさです。

ノーマルの昔ながらの黄色っぽい光は、WR250Rの洗練されたフォルムに不釣合いに感じていたので、ヘッドライトバルブをLEDに交換しました。

これが失敗!
これから、LEDに交換しようと考えている方は、どうぞ僕の失敗談と悪あがきをご参考にして下さい。




用意したのは、中華製LEDバルブ

Loは2面発光で2000ルーメン、Hiではさらに+1面発光で3000ルーメンの明るさ。
消費電力は32Wと純正の60Wから半減の省エネ化もうれしい。

Hi/Lo切り替え式では無くて、Hiの時に追加で点灯するのが良くてこれを選びました。

※この先読み進めて頂ければ分かりますが、この商品はおすすめ出来ないので、商品リンクは貼っていません。


バイク用LEDバルブは直流専用と交流対応がある

古いバイクや一部のバイクのヘッドライトは交流回路の場合があります。

LEDは直流で動作しますが、交流回路のヘッドライトにも取り付けられるように変換回路を内蔵した交流対応のLEDバルブも販売されています。

自分のバイクのヘッドライトが直流か交流か分からなければ、直流交流両方に対応したやつを購入しておけば安心ですが値段が倍位します。

もちろん、僕は安く買いたい。

WR250Rのヘッドライトが直流なら安い方買っても大丈夫ってことで調べました。

先に結論、WR250Rのヘッドライトは直流です!

交換するにあたりいろんな人のブログを読んで参考にしましたが、どこかでWR250Rのヘッドライトは交流と書いてあるのをみて、LEDに交換している人はどうやって直流に変換しているんだ?と、サービスマニュアルの配線図を眺めながら頭を悩ませていましたが、いくら配線図を見ても直流の回路上に繋がっている様にしかみえない。

そういえば、エンストしてもヘッドライトついています。

エンジン止まっていたら交流発電できないのにそれでもヘッドライトが点灯しているってことは、バッテリーから電源取っている。やっぱり直流ですね。

直流専用のLEDバブルと交流対応LEDバブルでは値段が倍違うので、購入の際のどちらに対応しているかは超重要です。

という訳で、安い直流専用LEDバルブを購入して交換です。



ヘッドライトバルブの交換作業

ヘッドライトを取り外し、バルブに接続されてカプラーを外しますが、このカプラーがめっちゃ固い。

取り方にコツがいるのかとも思いましたが、ただ固くて外れにくいだけの様です。


取り外したバルブは、予備として取っておくので、手油など付けない様にきれいな布切れで包んで取り扱います。

ヘッドライトバルブに手油など付けると、汚れた場所が高温になり割れると思ってのことですが、実際のところ現在の製品ならそれほど気にしなくても良いらしいですよ。
まぁ、念のため触らないように取り扱います。


バルブの型式の種類について知識ないのですが、WR250RはH4と言う型式です。
車などでも最も一般的な型式ですので、バイク用のバルブでなくとも、車用のバルブの流用も可能です。

購入したLEDバルブにはジョイントが何種類か入っています。車種によって、バルブの型式が異なるので、合うものを使うようです。
どれがH4用のジョイントか記載も説明書もありませんので、取り外したバルブと見比べて同じ形になる様に組立てました。

ヘッドライトに取り付けて見ますが、冷却フィンが大きくて収まりません。

無理やりはめました。
はまりきらずに斜めってるけど、これでいいか?

いいわけないので、干渉する冷却フィン部分を削ってやりました。
固定用の針金と干渉する部分を削りました。

真っ直ぐ収まりました。


冷却フィンが大きいため、純正の浸水防止のゴムブーツははまらなくなります。雨水が入らない様に、ビニールテープでぐるぐる巻きにしました。



純正ライトとLEDライトを比較

どの位明るくなったかBefore /Afterで比較。

まずは、純正バルブの配光

              ( 左がLo / 右がHi )
全体的に明るく、Loはカットラインもはっきりしていて、いい配光してます。

色は黄色味がかっています。

さまざまな条件下での視認性を優先すると、純正の黄色味がかった色が最適なのでしょう。

でも、ちょとレトロ感な色がWRに合わないと思う。


LEDバルブの配光

               ( 左がLo / 右がHi )

・・・どこ照らしてんだよ!
思わず一人で声に出してしまいました。下側より天井の方が明るいっておかしいよね。

正面から見ると、めちゃくちゃ眩しいので光軸を最低まで下げてみました。
               ( 左がLo / 右がHi )

真ん中だけすごく明るく、周囲に光が散乱しています。

中心の一点は純正より光が強いですが、全体的には純正より見えにくい配光です。


一番の問題が、光軸を最低まで下げても、正面から見ると眩しい。
めっちゃ眩しい!

これはダメだ!対向車の目が眩むのは確実です。

バイクでも車でもたまにこんなライト付けているやつがいますが、対向車からしたら迷惑この上ないです。

このLEDバルブは失敗です!

一旦取り外し。


激安LEDバルブの改良を試みる

安さで選んで失敗だったLEDバルブ。
使えないのでヤフオクで売るか?とも一瞬思いましたが、責任ある社会人として、ゴミを売ってはいけない気がするので、何とか改良出来ないか悪あがきしてみました。

一番の問題点は、光軸を目いっぱい下げても、対向車から見て眩しすぎることです。
このLEDバルブは、光源が正面から直接見えるから眩しすぎるのです。

ノーマルのバルブは光源が正面から直接見えない様になっています。

他のまともなメーカーのLEDバルブも光源は正面から直接見えない様になっています。

正面から光源が直接見えるこの形はダメだ!ってことで、アルミ板で光源を直視しない様に遮光してみました。

乱反射も避けるため、黒く塗ってみました。

ついでに、Hi側に漏れる光も減らせればという思いを込めて、遮光版を左右にも追加。
ちなみに、制作過程の説明は省略しましたが、何度も試行錯誤し出来上がった最終形態がこちらです。

うん、バイク屋さんに持っていったら、何だこのバルブって笑われること間違いなしです。


激安LEDライト改良版の配光確認

正面から見た眩しさを純正と改良LEDで比較です。
(左が標準バルブ/右がLEDバルブ改良後)

目論見どおり純正と大差ない眩しさに低減しました。


改良LEDバルブの配光です。
         ( 左がLo / 右がHi )
ちょっと、ましになった?気がします。


ちなみに、初めの純正バルブの配光をもう一度
    ( 左がLo / 右がHi )

純正バルブの画像と比較すると、やはり、純正の方が良い配光していますね。。。
(Loの時に上側に光が漏れず、カットラインがはっきり出ているあたりが良い配光です。)


まとめ

車やバイクのヘッドライト用に売られている激安LEDバルブは、ただ眩しいだけの物もあるので要注意です。

正面から発光素子が見えるタイプのLEDバルブは、買ってはいけない。というのが今回の教訓です。



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