素人にも出来る椅子の革の張替え

本革に似せて作られた合成皮革(フェイクレザー)は、天然の革と比べて安いのは良いのですが、数年でボロボロになります。

安さで選んだ我が家の椅子(ダイニングチェア)は、僅か2年で破れました。
傷が付いて破れたわけではなく、全体的に張りが無くなってきてボロボロと破れて来たので、何が悪かったというと安物の合成皮革チェアを選んだことでしょう。

高くても初めから天然革の椅子にしとけば良かったと後悔なんてしたくないけど、もう遅い。

いえ、遅くはありません。リメイクすれば、自分の好みのカラーで特別な一脚が出来上がります。
と、家族からの批難の声に精一杯の強がりで返しつつ、革の張替えをやってみました。



先に張替え前後の写真を紹介

張替え前の椅子と張替え後の椅子の写真を続けて紹介します。
カラーリングのセンスは置いておいて、なかなか上手く張替えが出来てると思いませんか?

張替えの出来よりも張替え後の椅子があまりにも明るくてカメラの調光狂ってしまってるのが 気になってしまうかもしれませんが、見てもらいたいのは、シワとか生地の張りの部分です。

初めての張替えでも、手順を踏めばこの位の出来栄えに仕上がります。

それでは、興味のある方は続きをどうぞ。


革の張替えに必要なもの

革の張替え作業に必要な道具はそんなに多くはありません。
用意する物は
・張替え用の生地
・タッカーとステーブル(針)
・ドライバー
・ハサミ
・ステープルリムーバー(あると便利)

張替え用の生地には、こだわりましょう。
好きなカラーリングであることはもちろんですが、しっかりとした生地であることが重要です。

耐久性なら本革を選ぶのが良いと思います。
合成皮革(フェイクレザー)なら安さとカラーバリエーションが豊富ですが、長持ちはしないのでそこを理解した上で購入しましょう。

ちなみに、今回購入した生地は、サンゲツの合成皮革です。


サンゲツは、カーテンや壁紙で有名な大手メーカーで合成皮革の製造技術も高いので信頼がおけます。それに加えて、意外なことに安かった。上の商品リンクは、1.37m×1mのサイズで4脚張替えが出来ます。
安いのは、工場直送だからかな。


タッカーは、これを買いました。


使い勝手も良く、打ち付けも強力で全く問題無く使えました。これを選んだ理由も安かったから。

あまりお金掛けると、自分でリメイクする意味が無いですからね。お金掛けるならプロに任した方がいいじゃないってことになりますから。


椅子の革の張替え作業

まずは、椅子を逆さにして裏側から座面を止めているネジを全て外します。

椅子から座面を取り外しました。
裏側にステーブル(針)で生地が止めて有りますので、ステーブルを抜けば古い生地を剥ぐことができます。

ステーブル(針)を抜くのには、ステープルリムーバーがあると便利です。


ちなみに今回は、古い生地は剥がずに上から新しい生地を重ねて張っちゃいました。
重ね貼りでちょっとだけクッション性アップです。

新しい生地を伸ばしながら、タッカーでステーブルを打ち付けて行きます。
この時、生地を伸ばしながステーブル(針)を打ち付けるのがシワをつけないコツです。

全周にステーブルを打ち付けたら、生地の余った部分を切り落とします。
生地の裁断もステーブルの打ち付けもかなり雑ですが、見えない場所だからこれで良いのです。

新しい生地を貼り付けた座面を外した時と逆の要領で椅子に取り付けます。

出来上がりです。
僕的には、満足な仕上がりです。

しかしながら、このカラーリングは新鮮というか斬新というか違和感たっぷりですね。

ダイニングチェアなので、食欲が増す暖色系の色にしてみたのですが、この違和感のある色に馴れるのには少し時間が掛かりそうです。


素人でも革の張替えが出来ましたが、職人さんと違って角に少しシワが出来てしまいました。
この辺りを綺麗に仕上げるのが職人さんの凄いところです。



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