スパークプラグ交換(WR250R)イリジウムプラグと標準プラグどっちがいい?

こんにちは、WR250R(オフロードバイク)のプラグ交換をした整備履歴の記事です。

イリジウムプラグと標準プラグを使い比べてます。




イリジウムプラグと標準(白金)プラグの違いは?

構造的な違いは、スパークプラグの中心電極(火花が飛ぶところ)にイリジウム合金を採用しているか、白金を使用しているかの違いですが、イリジウム合金の場合電極を細くすることが出来るのため、火花が細く狙った位置(中心)に飛ぶのがイリジウムプラグの特徴です。

これにより、イリジウムプラグの場合は、白金プラグに比べ燃焼の広がりが速く、加速が良くなると言われています。
また、電極が細いため白金プラグより低い電圧で火花を飛ばすことが出来るため、始動性もよいと言われています。

燃費については、インジウムプラグの方が僅かに良くなりますが、その差は~2%程度で運転のし方の影響の方が大きいのであまり期待はしない方がいいと思います。

プラグ自体の耐久性(交換目安)は、イリジウムも標準(白金)も同じです。
プラグメーカーが推奨する交換目安は、バイクの場合3,000~5,000km交換です。
ただ、これはプラグの性能が落ちてくる目安で、実際にはもっと長く使う事は可能です。乗り方にもよりますが、僕の周りでは5,000~10,000kmを目安に交換している方が多い印象です。

イリジウムプラグの方がいいことづくめですが、価格について標準(白金)プラグの2倍と高価になります。

イリジウムプラグの方が性能は良いはずだけど、効果が実感できるほどの違いではないというのが僕の周りの多数の意見です。
とは言え、実際に使ってみないと分からないので、僕のWR250Rで交換した感想を記録しておきましょう。


プラグ交換1本目(イリジウムプラグ)

納車時は、標準プラグがついていましたが、納車早々にイリジウムプラグに交換しました。

イリジウムプラグに交換する理由

WR250R/Xのインプレで、エンジンの吹き上がり良くアクセルに対するレスポンス良いといったのを目にしますが、僕の初めの印象は、アクセルひらき初めで少し遅れてパワーが出てくる感じです。それを勾配きつめの上り坂で顕著に感じてました。

パワーが出ない訳ではなく、何と言うかパワー出初めの反応がマイルド。
高回転域になると、市販トレイルバイクとは思えないレスポンスで、アグレッシブなんですが、公道で良く使う中回転域のアクセルレスポンスがマイルド。

特に、上り坂でアクセル開き直すとグググ・・って感じじゃなく、グッグググ・・・って感じで、小さい『ツ』一個分少し遅れてパワーが出てくる。

レスポンス改善にイリジウムプラグを導入です。

「低速時の始動性や加速時のレスポンスを向上させます。」とメーカーも言っています。
これは、期待大です。

交換作業

1回目なので、交換方法も解説しておきます。

WR250Rのプラグは燃料タンクの下にあります。シートを取り外し、シュラウド取り外してタンクを取り外して、初めてプラグにアクセスできます。

外装を取り外すのが地味に手間です。

燃料タンクは、ガソリンを抜くのが大変なので、取り外さずに横にずらして作業します。
今回は、ちょうどいい高さの台があったので、その上に置いています。(台がないときは、紐でハンドルにつるしておく事もあります。)

エンジン内にゴミを落とさない様に、エンジン回りをエアブローしゴミを飛ばしておきます。

僕は、ゴムボートを膨らます空気入れで、エアブローしています。

バイク整備を自分でするようになると、コンプレサーとエアガンが欲しくなります。僕もそのうち欲しい物リストに入ってます。

イグニッションコイルに差さっているプラグコードは、右側ラジエーターとフレームの間から手を入れると外しやすいです。

イグニッションコイルを取り外します。

また、エアブローして、ゴミを飛ばしておきます。

プラグを外すには、備え付けのプラグレンチがおすすめです。ただし備え付けのプラグレンチを回すためにソケットレンチとエクステンションバーが必要でしたので、携帯工具に何を持つかは考えなおした方がいいかなと思いました。

プラグを外す時は、ほんのちょっと力を入れただけで緩みます。デリケートな場所なので、力ずくで無理やりやるのは、厳禁ですよ。

プラグを引き抜く前にまた、エアブローしておきます。

取り外したプラグは

めっちゃきれいでした。交換して間もない感じです。納車時に交換してくれていたのでしょう。販売店として当たり前の納車整備ですが、ちゃんとしてあったようでこれは少し安心しました。

イリジウムプラグを取り付けます。

左が取り外したプラグ、右がイリジウムプラグ
なんとなく、イリジウムプラグの方のカラーリングがやる気を感じさせます。
これは、期待大です。

ガジリ防止にネジ部にモリブデングリスを塗ってみました。

外した時と逆手順で取付です。注意するのは、プラグの締め付けトルク!

サービスマニュアルによると、13Nm(1.3㎏・m)です。

ちなみに、僕は、小さいトルクを測るトルクレンチは持っていないので、手で締め付けたところから1/8回転程度締め付けています。

標準プラグからイリジウムプラグに変えた変化は?

アクセルに対するレスポンスが変ってる気がします。(?)

初めは、アクセルに対するレスポンスが良くなった気がしたけど、たぶんフラシーボ効果ですね。違いが分かるほどの変化はありません。


プラグ(1本目)の使用距離

プラグメーカーのホームページによると、バイクの場合イリジウムプラグも標準プラグも交換目安は3,000~5,000kmです。

僕の場合、プラグ交換から4ヵ月ほど使用して、暫くバイクに乗れない日が続き、2週間振りにエンジン掛けようとしたら、バッテリーが弱っていてエンジン掛からなくなりました。

セルがキュルキュルって2~3回力弱く回って止まるので、バッテリーが原因ですが、弱くてもかろうじてセルは回るので、確認のため、標準プラグに交換して試してみたら、エンジン掛かりました。

3,000km使用のイリジウムプラグより新品の標準プラグの方が始動性はいいです!


プラグ一本目(イリジウムプラグ)の使用距離
使用開始時の総走行距離9,143km
使用終了時の総走行距離12,231km
使用距離3,088km


プラグ交換2本目(標準プラグ)

交換の理由

先ほどの記載の通り、バッテリー低下でエンジン掛からなくなった際に、試しに新品プラグに付け替えたら、弱ったバッテリーでもエンジンが掛かったのでそのまま使用です。

手持ちが、標準プラグしかなかったので、イリジウムプラグから標準プラグへの変更です。

イリジウムプラグから標準プラグへ変えた変化は?

僕レベルの腕では、やはり全く違いが分かりません。
WR250Rには、標準プラグでいいんじゃないかと思うところです。

プラグ(2本目)の使用距離

エンジン一発始動のWRが、一発で始動しないことが、たまに起きるようになりました。

まだ気にするほどではないですが、燃調を+2に少し濃い目に変えていたので、プラグの焼け具合いも前から気になっていたので、取り外して確認することにしました。

プラグ交換にはまだ早い気がしますが、何度もタンクまで外してプラグ交換するのも面倒なので、新品プラグに交換しちゃいました。

使用開始時の総走行距離12,231km
使用終了時の総走行距離15,611km
使用距離3,380km

プラグ2本目の状態

上が外したプラグで、下は比較のため新品


プラグの先端
ちょっと黒いです。燃調濃い目にしたためでしょうか。

形状は、問題無さそうなので、まだまだ使えたのでしょうが、高い物でも無いので交換です。

燃調は、+2から0に戻しました。



プラグ交換3本目(標準プラグ)

3本目も標準プラグです。

使用開始時の総走行距離15,611km

これまでは、かなり早めの交換で、プラグの先端が全く磨耗していなかったので、今度は、プラグの寿命が検証出来る位長く使って見ようかと思います。

プラグ交換にも慣れてきて、出先でトラブっても、予備のプラグあればその場で交換すればいいって、心理的余裕が出てきました。

現在、まだまだ使用中なので、記事の更新は、また今度。

ちなみにWR250R(X)の純正プラグは、NGKのCR9EKです。

NGK CR9EK スパークプラグ 4548 ngk cr9ek-4548
by カエレバ



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