DIY初心者が内窓(二重窓)を自分で取付けたよ。内窓の効果と注意点


こんにちは。

タイトルのとおり、自分で内窓を取付けました。

内窓については、Webで調べればいろいろなところで紹介されていますので、検索でこんなブログに間違って辿り着いてしまった方は、きっと調べ過ぎて迷い込んでしまったのでしょう。

僕は、窓の販売店でも、施工業者でもありませんので、この記事は内窓設置を勧めるものではありません。
実際に取付けてみて感じた効果を率直に書いていますので、検討中の方は参考にして下さい



内窓取りつけの目的は、寝室の遮音

施行した家は、築50年リホーム後15年の寝室です。

寝室が道路に面しているため、夜中に通る車の音が良く聞こえます。
僕は、気にならないのですがね。
妻が眠れないと言っているのですよ。

妻が言うことは、最優先で聞かねばなりません。

遮音には、カーテンを厚手のものに替えるだけでも、効果はあるようです。

寝室に遮光1級の分厚いカーテンを取付けました。

開けた状態と、閉めた状態では、音量が結構変わりますね。

これで妻が納得してくれれば安上がりですが。

納得してくれませんでした。


内窓追加するのと積層ガラスに交換するのとどっちがいいの?

最強組合せは、【外窓を複層ガラス+内窓追加】ですが、寒冷地でない限りそこまでしなくても十分だと思います。

僕は、費用が一番の決め手で内窓を自分で取り付けることにしましたが、取付け後の実感も含めて、【複層ガラスに交換】と【内窓追加】を比較すると次の様になります。


① 遮音効果は、【内窓追加】>【複層ガラスに交換】


サッシの僅かな隙間から音は入ってくるので、遮音に関してはサッシも2重になる内窓の方が効果は高いです。

“板硝子協会”が報告している”板ガラスの遮音性能”の資料を見ても二重窓(内窓追加) の方が遮音性能は良いようです。

“板硝子協会”が報告している”板ガラスの遮音性能”の資料はこちら
www.itakyo.or.jp/upload/kenchiku23.pdf

実際に、寝室に内窓を追加して外の音は半減しました。

ただし、窓以外から音が入って来ているのでしょうね。音量は小さくなりましたが、外の音は聞こえます。

正直もっと無音に近くなるかと思ってました。

とは言え、外の車の音が煩いと怒っていた妻が、内窓を付けてから何も言わなくなったので、僕の周りは静かになり、内窓の効果は十分です。

近所の新築のお宅を見学させてもらった時は、内窓は付いていませんでしたが、外の音が聞こえないのに驚きました。

【気密性の高い家】>>【ぼろ屋に内窓追加】です。

家の気密性が高くないと、窓だけ対策しても効果は限られますね。


② 断熱効果は、日差しには【複層ガラスに交換】>【内窓追加】
保温保冷には【内窓追加】>【複層ガラスに交換】


複層ガラスは、熱線や紫外線カットの透明膜がコーティングされたものが一般的です。
夏場や西日の入り込みに対して効果があります。

ただ、日差しには、簾が最強です。オーニングもいいです。
台風で飛んでいくので、取り外さないといけないのが面倒ですが。
うちの寝室は西日が強いので夏場はオーニングを取付けています。

複層ガラスも内窓も、外気と室内の間に空気の層を作り、部屋の保冷保温効果を発揮します。保冷保温効果については、空気の層が大きい方が効果が高いため、内窓の方が効果高いです。

熱伝導率の高いアルミサッシだとサッシから熱が伝わりますから、サッシが樹脂製であることは重要です。

実際に、内窓を追加した寝室は、他の部屋と違って冬場も直ぐに温まると実感しています。


③ 窓の結露対策は、【複層ガラスに交換】>【内窓追加】


結露対策については、Webで調べると【内窓追加】>【複層ガラスに交換】と紹介しているページが多いですが、実際に内窓を追加しての感想です。

確かに窓は結露しにくくなりましたが、それでも、うちの寝室の場合は、外気10℃以下で内窓も外窓(単板ガラス)も結露し始め、外気3℃以下になると内窓も外窓も大量に結露します。

内窓を追加したことで、結露を拭く手間が2倍になったのでこれは良くなかったです。

更に、外窓に出来た結露は、内窓があるせいで乾きにくいので、マイナスポイントです。

うちの寝室に結露が発生する理由は、6畳の寝室に親子4人一緒に寝ているからです。発汗量半端ないですよね。

同じ環境なら複層ガラスでも結露しますが、結露を取りやすい複層ガラスをお勧めします。

内窓は窓を開けるのがひと手間増えます。

とても重要なことですが、窓が結露するのは、窓を変えても駄目です!

空気の循環を見直すとか、部屋の除湿をするとか、元となる湿気をどうにかしないと、窓を変えて結露が少なくなったと喜んでも、窓につかなくなった湿気は、部屋の何処か別の場所に溜まっていますよ。

うちの場合は、布団がびしょびしょになってカビました。

しつこいですが、結露対策については、空気の循環や、部屋の除湿をまず見直しましょう。
結露対策で複層ガラスや内窓を勧めてくる施行業者さんがいますが、窓を替えれば全て大丈夫みたいな説明をする業者さんは、あなたの家の窓を替えたいだけですよ。

うちの寝室の湿気対策についても記事にしたので、よろしければここからどうぞ。
寝室の湿気対策|田舎暮らしのイナカクジラ

④ 防犯なら、【内窓追加】>【複層ガラスに交換】


侵入者は、侵入するのに時間が掛かるのを嫌がるらしいです。

積層ガラスは、単層ガラスよりは割りにくいですが、ハンマーで1発。
内窓があると、さらにハンマーで1発。


鍵は二重になるので、鍵のかけ忘れは、無くなるかもしれませんね。

内窓がある方が防犯には有利ですが、これで、防犯対策大丈夫とはならないと思いますね。防犯については、過度な期待は出来ませんが、順位を付けるなら内窓が有利です。

⑤ 設置コスト 【内窓追加】>【複層ガラス】


内窓を取付けることが出来るスペースがあるなら、内窓の取付は、自分で出来きます。(設置スペースが無くて、ふかしが必要な場合は、もはや本格的なリフォームになりますので、高くなります。)

窓の大きさや、ガラスの種類によって値段は大きく変わりますが、僕の場合は、寝室の窓2ヵ所の4枚を6万円位でネットで注文し、自分で取付けました。

外窓を積層ガラスに交換するのは、20万円位に見積もっていたので、結局は、値段が決め手で内窓を追加することにしました。

コストについては、家の状況や、どこまでやるかによって違いますので一概には言えませんが、自分で内窓を追加するのが、最も安上がりでしょう。

ちなみに、部屋の保温目的で見た目を気にしない場所なら、プラスチック段ボールで内窓を自作してみるのも良いと思いますよ。


DIYで内窓を取り付ける方法

僕は、内窓の取付を施工業者に頼まず自分で行いました。説明する程のことではないですが、流れはこんな感じです。

① 内窓を販売しているお店を探す。(僕は楽天で探しました。)

② お店の指示通り窓のサイズを測る。(横幅なら上、中央、下の3か所測って一番小さいサイズ、縦幅なら左、中央、右の3か所測って一番小さいサイズ。)

③ サイズを入力して発注。

④ 届いた窓を説明書を見ながら取付ける。


窓は完成した状態で届くので、サッシを窓枠に取り付けるだけです。

簡単ですね。サイズさえ間違えなければ、誰にでも出来ます。

取付けには、窓枠に下穴を空けるために、電動ドリルがあった方が良いです。


僕が使ったのは写真のものです。

先端のビットをドリルとドライバーに交換して使ってます。

コードが邪魔なので、予算に余裕があればコードレスの電動ドリルにしたいところです。


まとめ

もし、僕が家を建てるなら、初めから3層位の積層ガラスを取付けますし、他人にもお勧めします。

簡単に家を建てることなんてできませんので、今住んでいる部屋に内窓を追加してみましたが、自分としては納得する効果が得られました。

・遮音効果は外部の音が半減しました。でも、窓以外からも音は入ってくるので過度の期待は禁物です。

・冬場も直ぐに部屋が温まると実感できます。

・窓ガラスの結露は少なくなりますが、その分の湿気はどこか別の場所に溜まりますので、結露対策は、空気の循環や除湿を見直すことをお勧めします。


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