プリウスの補機バッテリー上り(寿命)の前兆

僕のプリウス(30系)の補機バッテリーの寿命がつき、先日自分で交換しました。バッテリー交換に至るまでに現れた症状について、忘備録として書き残しておきます。

ちなみに、補機バッテリー交換の記事はこちら
(プリウスの補機バッテリーを自分で交換する方法)です。




そもそも、バッテリーの寿命は何年?

プリウスは、駆動用バッテリーとシステム起動用の補機バッテリーの2つのバッテリーが搭載されています。

駆動用バッテリーは、ニッケル水素電池で寿命は10年程度と言われてますが、交換となると20万以上と高いため、廃車になるまで交換しないケースが多いです。


プリウスの補機バッテリーはハイブリッドでないガソリン車と同じく鉛バッテリーです。

一般的に鉛バッテリーの寿命は3~5年程度と言われていますが、プリウスの場合は、エンジン始動のセルを回すなどの大電流を流すことが無いので、一般のガソリン車よりバッテリー負荷が低く、バッテリー寿命が長くなる傾向があります。

車の乗り方による影響が大きいので、一概には言えませんが、ほとんど毎日プリウスに乗る僕の場合は、8年1ヵ月、走行距離10万キロで、補機バッテリーの寿命が来ました。

さすがに僕のケースは例外と言えるほど長いので、もっと早く交換しておくことを強くおすすめします。


プリウスの補機バッテリー上り(寿命)の前兆はある?

たまにしか乗らない場合は、気づかない間に完全にバッテリー上りになるかもしれませんが、ほぼ毎日乗る僕の場合は、、「補機バッテリー(始動用)充電不足」の警告がディスプレイに表示されるようになってからも運良く2週間乗り続けました。

※ただし、これは運が良かった結果です。この警告が出たらすぐにバッテリー交換して下さい。

後から考えると、ディスプレイに現れる警告以外にも、バッテリー低下による前兆がありました。

では、巷で言われるバッテリー上りの前兆と僕の経験を検証してみましょう。


補機バッテリー上り(寿命)の前兆

【ほぼ気づかないレベル】

・燃費が悪くなる
・ヘッドライトが暗くなる

補機バッテリーの寿命が近づくと充電効率が悪くなるため、発電した電力が充電に多く回され、燃費が悪くなると言われています。ただし、これについては、補機バッテリーを新品に交換した後も燃費は変わりませんでした。気づくほど燃費は変わりません。

ヘッドライトが暗くなるのは良く言われる現象ですが、まず素人の目でヘッドライトの明るさの差なんてわかりません。走行中のエンジンかかっているときは、バッテリーの出力低下など影響ないですしね。

【気にした方がいいレベル】

・「キーバッテリーが残りわずかです」と表示が出る。
・ACC(アクセサリー電源)に繋いだ機器が起動しなくなる(誤作動する)。
・ドアロックに連動して自動格納するサイドミラーの動きが鈍い

バッテリー低下以外の原因で起こる可能性も高いので、一概にバッテリー低下が原因とは言えませんが、これらの症状が出たら気にした方が良いです。僕の場合は、バッテリーが上がる前にこれらの現象は実際に起こっていました。

キーバッテリー低下の警告は、9割以上の確率で電子キー側の電池が弱って起こる現象です。電池を交換しても警告が表示されるなら車側のバッテリー低下を疑ってみても良いかもしれません。

ACC(アクセサリー電源)に繋いだ機器、例えばスマホの充電しようとしても充電されなかったり、ナビが起動しなかったりした場合は、12V系統の電圧が落ちているためかもしれません。僕の場合は、バッテリー上がりの直前にGPSレーダー探知機が起動しないことがありました。

ドアロックに連動してサイドミラーが自動格納する機能がある場合、注意してミラーの動きをみてください。これは、結構はっきりと分かりました。僕の場合、右側のミラーの動きが左と比べて倍は遅いので、なんでだろうと思っていたら、その後、バッテリー充電不足の警告が発生する様になりました。

【確実に分かるレベル】

・「補機バッテリー(始動用)充電不足 取扱書確認ください」と表示が出る。

この警告が出たら補機バッテリーの寿命です。

直ぐに補機バッテリーの交換をしましょう。


「補機バッテリー(始動用)充電不足」の警告が出たらエンジンかからない?

警告が出てからも、エンジンかかりました。(プリウスなので、ハイブリッドシステムが起動できたと言った方が正確かもしれませんが。)

「補機バッテリー(始動用)充電不足」の警告が出ても、再度「Power」ボタンを押すとエンジンがかかることがあります。ダメでも、何度かトライすると起動することがあります。

運良く起動したら、暫く走って充電して下さい。僕の場合、10kmほど市街地を走っただけでは、次に乗る時も充電不足の警告が発生したので、パワーモードでエンジンかけて運転するようにしていました。

これで僕は、警告発生から2週間乗りましたが、何度再起動してもなかなか起動しないことがありましたので、警告が出たら直ぐにバッテリーを交換することをお勧めします。

ちなみに、補機バッテリー交換の記事はこちら(プリウスの補機バッテリーを自分で交換する方法)です。



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2 件のコメント :

  1. 記事読ませていただきました。
    補機バッテリー上がりの前兆をとても参考になります。
    私は、SAIに乗っていますが、2010年なので、イナカクジラ様と同じくらいかもしれませんね。
    もうすぐ丸々10年77,000Kmになるのですが、前の車検の時に補機バッテリーが寿命だと言われてバッテリーは購入してあるのですが、間もなく次の車検が来そうです(笑)
    つまりバッテリ交換しないで10年乗ってるのです。
    それで、前兆に書かれている事項のうち、私の車では「キーバッテリーが残りわずか」の表示のみなんです(ちなみに「です」はつかないw)
    もういい加減交換してもいいのですが、いざやるとなると重くってwww

    ところで、質問なのですが、メモリのバックアップをされていますが、これは本当に必要なのでしょうか? 他の記事や動画を見ると、何も言わず書かずでいきなり端子を外している、それも整備士?の人が…
    https://e-woodbell.hatenablog.com/entry/2016/08/06/184321
    メインのバッテリーが死んでなかったら、そちらでバックアップしているから不要だ、というのもストーリとしてはありそうに思うのですが、ご存じありませんか?

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    1. コメントありがとうございます。
      10年も補機バッテリー交換しなくても乗れるとは凄いですね。
      バッテリーを外す時にメモリーバックアップが必ず必要かどうかは正直分かりません。私もメモリーバックアップせずに補機バッテリーを外して作業をしたことがありますが、何も問題ありませんでした。
      ただし、エンジンを止めてから直ぐは、システムが、停止しているように見えてもメモリーの上書き保存をしている最中の場合がありますので、直ぐに作業するならメモリーバックは必要だと思います。
      少し時間を置いてからバッテリーを外すなら、メモリーバックアップを取っていなくても時計がリセットされる位で大した影響は無いと思っていますが。ゴメンなさい正確なことは分かりません。

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