バイクのエアクリナー下側のオイルが溜まってるホース(ブリーザードレン)はなに?

オフロードバイク(WR250R)に乗る初心者ライダーです。

WR250Rを購入して間もない頃、超初心者の時の話ですが、バイクを清掃していたら、バイクのリアサスの後ろあたり、エアクリーナーボックスの底にオイルらしきものが溜まったホースが付いているのを見つけ困惑しました。

ブローバイガス還元装置のブリーザードレンホースです。


初心者の僕は、得体のしれない物の対処に困り、グーグル検索しようにも、これの名前が分からないので、なかなか見つからないってことがありました。

そんな、超初心者のために、これ(ブリーザードレン)がなんなのか、どういった処理をするのが良いのかを解説しようと思います。


ブリーザードレンホースってなに?

ヤマハの取扱説明書(ユーザーズマニュアル)では、「ブローバイガス還元装置のブリーザードレンホース」と記載されていました。

まず、ブローバイガス還元装置について説明が必要ですね。

ブローバイガスは、エンジンの燃焼室からクランクケースに漏れるガスのことで、このブローバイガスを排出しないとクランクケース内の圧力が上り危険なため必ず排出します。ただし、大気に排出すると大気汚染の原因になりますので法律で禁止されています。
では、何処に排出するかというと、クランクケースから一旦エアクリーナーボックに戻し、新鮮な空気と混ぜて、再度燃焼室に取り込んで燃やして排出する経路となっています。

このブローバイガスは、エンジンのクランクケースから排出されるため僅かですがエンジンオイルが混ざります。エンジンオイルが減るのは、ブローバイガスと一緒に排出されるためですね。

ブローバイガスに混ざって排出されるエンジンオイルをトラップするために、エアクリーナーボックスの底にブリーザードレンホースが付いているという訳です。


ブリーザードレンホースは清掃が必要

ブローバイガスに混ざって排出されたエンジンオイルが少しずつ溜まっていきますので、定期的に清掃が必要です。

どの位の期間で清掃が必要かは、エンジンの回し方にもよりますが、レースの様に高回転に回しっぱなしなら、エンジンオイルの飛びも早いですが、一般的な乗り方なら1年点検の時に溜まっていれば清掃する程度で良いようです。

清掃の仕方は、車体からブリーザードレンホースを取外し、中に溜まったオイルを布やキムタオル、キッチンタオルなどで拭くだけです。

あまりにも、ホースが汚い場合は、新品に交換したほうが精神衛生的にも良いですね。


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