プリウス(30系)のエンジンに溜まったカーボンをガソリン添加剤のWAKO'S F-1(ワコーズ フューエルワン)で除去しようと思い立ったのが、前回のお話です。
その続きのこの記事は、フューエルワン1本を入れてから740キロメートル走行した後のエンジンを覗いて、どれだけカーボンが除去出来たか確認する内容になります。
それでは、行ってみましょう。
ガソリン添加剤を入れる前の3番ピストンヘッド
Before
ガソリン添加剤を入れて740キロメートル走った後
after
( ; ゜Д゜)え!
(;つД⊂)ゴシゴシ (゚Д゚)え?
真っ黒!
写真を載せ間違えた訳ではなく、真っ黒な方がガソリン添加剤を入れて740キロメートル走った後のピストンヘッドの状態です。
どう見ても、カーボンが溜まっています。
2番ヘッドも汚なくなってます。
カーボン除去に効果がある(はずの)ガソリン添加剤を入れているのに、燃焼室のカーボンが増えた理由について、私なりの仮説を2つたてました。
仮説その1
そもそも、ガソリン添加剤にカーボン除去能力や抑制能力は大して無く、別の要因でカーボンが溜まったり減ったりしている。
別の要因とは、走り方!
仮説その2
ガソリン添加剤により燃料供給系統に蓄積されていた不純物が洗い流され、燃焼室にカーボンが溜まった。(2本連続使用で綺麗になるかも)
仮説その2は、WAKO'S様に対して忖度をした説明。フューエルワンは2本連続使用でより効果があると公式の利用方法にも書いてあるので、2本目行けば、綺麗になるかもね。
本命の理由は仮説その1。カーボンが発生しやすいのは、エンジンが十分に暖まらないチョイ乗りや、ストップ&ゴーが多い町乗り。対してカーボンが発生しにくい(というか燃やして飛ばししまう)のはエンジンが高温で回り続ける高速道路の走行です。
原因を考えなが思い出したのは、ガソリン添加剤入れる前の燃焼室の写真を撮ったのは、高速道路走った後だったこと。一方で、ガソリン添加剤を入れた後は、市内への通勤と買い物でカーボン溜まりそうなシチュエーションしかなかった。
これが、カーボン溜まった原因じゃない?
近所の山を2往復してきました(もちろん法定速度で)。急勾配の上りはアクセル踏み込んで、エンジン高回転まで回しましたが、これで、燃焼室に溜まったカーボンは除去出来るのでしょうか?
一目瞭然、カーボン飛んでます。
Before
after
2番も明らかにカーボン減ってますね。
エンジンぶん回せば燃焼室のカーボンは減ることが確認出来ました。
ガソリン添加剤を入れる前の写真と比べると、前からこびり付いていたカーボンは減っていなく、新しく生成された(べとっとした感じの)カーボンが減っています。こびり付いた様な頑固なカーボンは、燃料添加剤でもエンジン高回転に回す作戦でもおそらく取れ無いのでしょう。
エンジンにカーボンを溜めないためには、たまには高速道路や長いワインディングを走り、エンジンをしっかり回してやることだと学びました。
ガソリン添加剤でカーボン除去は期待出来ないと思います。ただし、ガソリンタンクや燃料供給系統の不純物を除去する効果は否定しません。
あまり走らない車両の場合は、タンク内の結露や不純物が排出されにくいのでガソリン添加剤を使うと良いかもしれません。
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