大山ツーリングと世界に一つだけのマンホール


中国地方最高峰の山、大山が今年で開山1300年らしいです。

この大山、中国地方のバイカーにとってはツーリングの名所なのです。

これは、僕もWR250Rでいかねばと思う初心者ライダーのイナカクジラです。


ツーリングの内容

天候は晴れ、5月の温かい気候でツーリングには最適!

目的

目標は、大山寺参道付近に開山1300年を記念して設置された世界に一つだけのマンホールの蓋を写真に収めること。

ツーリングコース

岡山県側の蒜山から蒜山大山スカイラインを走り鳥取県に入り、大山寺付近を目指す定番のルート。

木々の中を走る蒜山大山スカイラインは、車でのドライブも気持ちいいが、バイクならなおのこと最高の気分にさせてくれる。
その先の、タイトなコーナーが続くバイカーに人気の鍵掛峠は、ツーリングコースから外せない。

と思ったら。
一ノ沢だか、二ノ沢だか、何の沢かわからないけど、先日の雨で崩落して通行止めでした。
(;´Д`)

何だかわからないけど一つ下の広域農道らしき道に迂回しひた走る。

脇道が気になります。
車の轍もあるから、通れるのでしょう。
いい大人なので、進入禁止の場所には入らない様に注意して、まわりの様子を伺います。
奥に電柱も見えますし、これは侵入してもよさそうな林道。


僕が乗っているのは、国内最高のトレイルバイクWR250R。こういう道を走るために生まれたバイク。

行ける所まで行ってみました。
300m位進んで行き止まり。

セロー225とかに乗っている人にしたら、ここからが林道ツーリングかもしれませんが、僕はここまでです。


またまたありました脇道。
今度は長い、1km以上進んだんじゃないか。

写真だけでは伝わらないかも知れないですが、木漏れ日の中を進む爽快感。

僕とWRと自然だけの世界。

非日常の中で感じる不思議な感覚。

このバイクがなかったら、感じることなかった世界に、感動してしまいました。

この道の反対側まで行きたかったのですが、かなりガレて来ました。
僕のテクニックでは、これ以上は、バイクで進むのは無理です。

歩いて、この先を散策。
更に、道らしき跡が無くなって行きます。
バイクで、無理と判断したのは正解でした。

自然の中で遊ぶのは、引き際が肝心です。

来た道を引き返しますが、僕はなぜ坂の手前でバイクを止めなかったのか?

WRが今にも倒れそうな形で待ってました。
じわじわとサイドスタンドが沈み傾いて行きます。

バイクの向きを変えるのに四苦八苦。

軽い傾斜に見えても、ここで向きを変えるのは辛い。

引き返す道は、来るときに一度通った道、自然とペースが上がります。
また、来る時とは違った楽しさがあります。

寄り道もいいものです。

世界に一つだけのマンホールの蓋探し

寄り道をしすぎましたが、大山寺参道に到着しました。目的のマンホールの蓋を探して歩きます。

足湯がありました。
長旅で、ライディングブーツを脱ぎたかったところに、嬉しいおもてなしと思ったら、この日は、お湯がなかったです。カラッカラ。

気を取り直して、歩いて進むと、大山寺に続く長い坂道。

やだ、重たいライディングブーツでこの坂道は、歩きたくない。

ちなみに、参道なので車両通行禁止だと思い込んで歩いて散策していましたが、車両通行可能だったようです。

一瞬、バイク取りに戻ろうかと、坂道を前にかんがえましたが、グーグルマップでmont-bell大山店の位置を確認すると、ここから右に曲がったところにあるようで、この坂は登らなくて助かりました。

そう、目的のマンホールはmont-bell大山店の前にあります。

変わったマンホールがないか探しながら歩きます。

これは、よくあるやつ。


石畳の参道の景観に合った石材のマンホールの蓋。
普通のマンホールの蓋ではないけど、激レアではない。


このマンホールの蓋は、大山にしかない。
でも、一つだけではなく、何個もある。


そして、見つけました。


世界に一つだけ、ここにしかないマンホールの蓋。


大山開山1300年を記念して、登山用品店のモンベルと大山町がコラボして実現したマンホールの蓋。


マンホールの蓋マニアの皆さんお納め下さい。


こちらが、モンベル×大山のマンホールの蓋です。

直径60cm、重さ33.3kgの鋳鉄製(らしい)です。

描かれている絵は、大山の北壁と天然記念物のダイセンキャラボクです。

mont-bellの白い文字が印象的です。

大山と言えば、西から見える形の整った大山が、一般的なイメージです。伯耆富士とも言われるほど富士山そっくりです。

マンホールの蓋に描かれている大山が、一般的なイメージの西側大山ではなく、ガチの登山家が愛する険しい北壁なのが、モンベルらしです。

モンベル大山店から見えるのが北壁です。


ちなみに、モンベル×大山のマンホールの蓋のミニチュアが、お土産屋さんの大山参道市場で売っています。



横手道(大山古道)

目的を達成して帰路につきますが、もう一ヶ所行っておきたいところが。

オフ車か徒歩でしか行けない場所、横手道(古道)です。

入口は、こんな感じ。
軽自動車も入れますが、途中に拳大の石がゴロゴロした坂があるので、ジムニー位の走破性がないと立ち往生します。

実際この時、軽乗用車がバックして戻ってきました。

オフロードバイクなら、楽しい道です。

進んだ先にあるのは、雲と同じ高さから見る景色。



弓ヶ浜半島まで望める絶景を背景に。

オフロードバイク買わなければ、一生見ることは無かっただろう景色に感動。

最高の1日でした。




スポンサーリンク
にほんブログ村 バイクブログへ
にほんブログ村

0 件のコメント :

コメントを投稿