オフロードバイク(WR250R)のリヤブレーキペダルの位置調整方法

中古で購入した僕のオフロードバイク(WR250R)はブレーキペダルの位置が高く、意識してつま先上げていないと踏んでしまいます。

僕の運転姿勢が悪いのかと思い、慣れる様に我慢してましたが、やはりどう考えてもブレーキペダルの位置がおかしい!

と言うわけで、悪戦苦闘しながらも、位置調整した記録です。


オフロードバイクのブレーキペダルの適正位置

オフロードバイクのブレーキペダルの位置を調べてみました。

まぁ、人それぞれではありますが、最も僕が納得した回答が、ヤマハのプロの整備のコメント。

「オフロードバイクの場合はスタンディングでしっかりブレーキ踏めることが重要で、バイクステップ上で真っ直ぐ立ったとき自然な姿勢になるステップとブレーキの位置が理想。」

「まっすぐ立った場合、足裏は水平になる。
つまりは、ステップ上面とブレーキペダル上面が水平になる位置が適性位置です。」

なるほど!

説得力ある。

ステップ上面とブレーキペダル上面が同じ高さが、オフロードバイクの適正位置です。

ノーマルWR250Rのブレーキペダル位置は




なるほど、ステップとブレーキペダルが水平だ。

これが適正位置。


中古で購入した俺のWR250Rは


ブレーキペダルの位置が高い!そりゃ運転しにくいわ!

ずっと、僕の運転姿勢が悪いんだと思っていましたが、そうじゃないことが分かったので安心しました。

それにしても前のオーナーは、よくこれで乗れていたよね。(なんて柔らかい足首だ。)

そして、販売店も、初心者に優しくないですね。量販店なので初めから期待していませんが、ブレーキはちゃんと調整してほしいです。


ブレーキペダルの位置を下げる

ここからは、何度も試行錯誤した経過をまとめて報告します。


調整幅一杯下げてみる

ブレーキペダルの位置を下げてやろうとサービスマニュアルを見て調整。

そうそう、サービスマニュアル買いました。
惚れ込んだWR250Rをこの先10年、20年と維持するために、自分で整備するためにサービスマニュアルは必要かなと思い購入したら、ブレーキペダルの高さ調整の方法が載ってました。


リアブレーキマスターシリンダーの下側に調整ナットがついています。


下のロックナットを緩め、調整ナットを下に締めこむとペダルの先端は下がる。

Before(左)/ After(右)



・・・1ミリも変わってない!

(いや、よく見ると1ミリ位さがっているか?気のせいか。)


そもそも調整ナット1番上と1番下の調整幅ほとんどない!

クレビスが社外品に替えてあるせいか?それとも、もともと大して調整出来ないのか?

※サービスマニュアルには、上記の調整方法が書いてありますが、ユーザーマニュアルには、『ブレーキペダルは無調整式です。』と記載があるので、もともとほぼ調整出来ないのでしょう。


リアブレーキマスターシリンダーブランケットで調整する

調べてみると結構多くの方が、オフロードバイクのブレーキペダル位置が高すぎると悩みを抱えているようです。

それに対して、解決する部品も販売されていました。

構造としては、リヤブレーキのマスターシリンダーをホルダー(純正パーツリストでは、ブランケット マスタシリンダと記載のある部品)で上にずらすことで、ブレーキペダルの先端が下がるというものです。

リヤブレーキマスターホルダーで検索すると引っ掛かりましたが、約8千~と結構高い。

ちょっと高すぎだろってことで、今ついているホルダーの穴をちょっと削って広げて、取付位置を少し上にずらしてみました。

ちなみに、僕のブランケットは、純正パーツではあませんが、ブレーキレバーを下げたりあげたりする機能はないドレスアップパーツです。

2㎜位穴を広げてみました。



ブレーキレバーの先端は、10㎜位ダウン。


結構高さ変わりました。

でもまだステップに比べると高い。

もう少し穴を削れば、もう少し下がるだろうが、僕のWR250Rはもっとグッと下げてやらないと適性位置にはならない。。。


マスターシリンダー下のロックナットを薄い物に交換

そもそも、マスターシリンダー下の長さを変えて、ブレーキペダルの高さを調整するのが普通のバイク。

自分のバイクを観察すると、クレビス、ロックナット、調整ナットと隙間が無い。

ロックナットが幅取って、調整幅が全くないので、薄いナットに交換すれば、厚みの差分調整きくよね。

ロックナットを交換するために取り外します。



取り外す時に気がつきました。

ん?このクレビスの上部分雌ネジになってますね。

今は、上から 調整ナット-ロックナット-クレビス と隙間なくガチガチに締め付けている。

これを、調整ナット-クレビスに隙間なくガチガチに締め付けたらロックナット無くても大丈夫じゃないかな?

(※注意 ノーマルのクレビスは形状が違うのでロックナットは取り外してはいけません。これは、あくまで固定方法が異なる社外品のクレビスでの見解です。)

よし!そうしよう!

ロックナット取り外し(※注意 何度も言いますが、これを見て真似しないで下さい)



下がりすぎたかw

ブレーキレバーを下げすぎた気がして、クレビスの上にスプリングワッシャーを噛まして、ちょっとあげてみる。


ブレーキペダルの位置はこれくらいの高さになりました。


水平よりはちょっと下がっているけど、シッティング中は、この位の位置が楽なのでちょうどいいかな。

ブレーキランプの接点も調整して。

乗りやすくなりました!


まとめ

オフロードバイクは、スタンディングで運転していてもしっかりブレーキが踏めるように、ステップと水平の高さにブレーキペダルがあります。

シッティングポジションに慣れていると、オフロードバイクのブレーキペダルの位置は高く感じてしまうかも知れません。

そんなときに、ブレーキペダルの位置を調整する方法は。

1.微調整なら、マスターシリンダー下側の調整ナットで調整。


2.大きく調整するなら、マスターシリンダーホルダー(ブランケット)が販売されています。


3.お金をかけたく無いなら、ちょっとした工夫で、マスターシリンダー側の高さを変えることで、ブレーキ高さを調整できます。

やり方は、先に書いた通りですが、ロックナットを薄い物に変えるのがおすすめです。





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